サルビアは、昔から薬草として使われてきたハーブの一種で、
薬草としての性質から salvare(治療) salveo(健康) が花名の語源となったようです。
サルビア属には約500種類程あり、花材として「サルビア」という場合には、
「サルビア・スプレンデンス」を指すことが多い。
サルビア・スプレンデンスは、燃えるような真っ赤な花色が特徴的で、
英名では「スカーレットセージ」別名「緋衣草(ヒゴロモソウ)」と呼ばれ、
英名の「Sage(セージ)」には賢者という意味もあります。
博物学者のフンボルトがヨーロッパに伝えたとき、ビクトリア朝時代のイギリス人たちを
熱狂させたとの逸話が残されているようで、中世ヨーロッパでは寿命を延ばしたり、
悲しみを和らげたりする力があると信じられていたようです。
画像:アメジストセージ (サルビア レウカンサ)
アメジストセージ (別名サルビア レウカンサ・メキシカンブッシュセージ など) は、
秋に長い穂を伸ばし、赤紫系のビロードのような光沢がある花を咲かせるのが特徴的。
暑さ・寒さに強い丈夫な宿根草です。
ブルーサルビア (別名サルビア ファリナセア) が日本に紹介されたのは昭和初期の頃。
切り花用の栽培が本格化したのは1990年代頃からで、爽やかな色と花姿は多くの人気を集め、
夏から秋の花壇や寄せ植えに欠かせない存在となっています。
ハーブとして出回る「コモンセージ」もサルビアの仲間です。
サルビアの花言葉
画像:ブルーサルビア (サルビア ファリナセア)
【花言葉】家族愛・尊敬・燃える(燃え上がる)想い
「炎のような情熱」アメジストセージ (サルビア レウカンサ)
「尊重・尊敬・知恵」ブルーサルビア (サルビア ファリナセア)
サルビアの別名・和名
サルビア スプレンデス・スカーレットセージ・緋衣草(ヒゴロモソウ)
アメジストセージ (サルビア レウカンサ)
ブルーサルビア (サルビア ファリナセア)
サルビアの誕生花
8月10日 (ブルーサルビア)
9月19日・9月21日・12月18日 (サルビア スプレンデス)
10月29日 (アメジストセージ)
サルビアの基本情報
学名:Salvia aplendens
植物分類:シソ科・サルビア(アキギリ)属
原産地:ブラジル・北アメリカ(青)
流通サイズ:30~60センチ
開花期:7~11月
花色:赤・紫・ピンク・青・白など
水揚げ:水切り
日持ちは3~5日程。
日光を好むため、日当たりと風通しの良い戸外に置きましょう。
鉢土の表面が乾いたら、たっぷり水やりをしましょう。
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