スイカズラ (吸い葛) は常緑性の蔓性植物で、花は唇状に大きく2つに裂け、上弁は先が4つに裂ける独特な形の花を枝先にまとめて咲かせます。
花にはジャスミンのような甘い芳香があり、現在では香水やハーブティーなどにも利用され、蕾や茎葉は生薬・漢方薬としても利用されます。
花色は白・黄色で、咲き始めは白く、徐々に黄色へと変化していきます。
花名の「吸い葛(スイカズラ)」は、古くに花を口にくわえて蜜を吸っていたことに由来しているようで、銀色・金色のような鮮やかな花色の変化から「金銀花(キンギンカ)」という別名や、常緑性で冬でも葉が茂っているため「忍冬(ニンドウ)」という別名もあります。
スイカズラ属は約180種程あり、良く出回るのが枝先に赤や黄色の筒型の花を10輪ほど咲かせる「ハニーサックル(別名:ロニセラ)(和名:ツキヌキニンドウ)」という品種で、欧米ではスイカズラの仲間を「ハニーサックル(ロニセラ)」として総称しています。
画像:ツキヌキニンドウ
その他にも様々な品種があります。
日本原産で全国各地に自生していますが、繁殖力が旺盛なこともあって、アメリカでは観賞用に栽培していたものが野生化し、危険な外来種として問題になっているようです。
スイカズラ (ツキヌキニンドウ) の花言葉
【花言葉】献身的な愛・愛の絆
スイカズラ (ツキヌキニンドウ) の別名・和名
吸い葛(スイカズラ)・忍冬(ニンドウ)・金銀花(キンギンカ)
突貫忍冬(ツキヌキニンドウ)・ハニーサックル・ロニセラ
スイカズラ (ツキヌキニンドウ) の誕生花
6月17日
スイカズラ (ツキヌキニンドウ) の基本情報
学名:Lonicera japonica
植物分類:スイカズラ科・スイカズラ(ロニセラ)属
原産地:日本・東アジア
樹高:3~5m
開花期:5〜6月
花色:赤・オレンジ・黃・白など
日陰では花つきが悪くなるため、日当たりと風通しのよい場所に置き、
鉢土が乾いてからたっぷり水やりをしましょう。
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