成長すると茎の長さが約2mにもなる大型のユリで、
花びらが反り返って丸い形になり、ぶら下がるように下向きに花を咲かせます。
オレンジ色の反り返った花びらに、黒紫色の斑点があるのが特徴で、
赤褐色の花粉は、衣類などにつくと簡単には落ちないので注意が必要です。
オニユリ (鬼ユリ) の「オニ」とは「大きな」という意味があるそうですが、
大きいうえに、花びらに黒い斑点などがあることから、
赤鬼を連想させるため「オニユリ(鬼百合)」と名付けられたようです。
香りは湿度が、高いと強くなるという性質があります。
オニユリ(鬼百合)より、花が小さく葉幅が狭い
「コオニユリ(小鬼百合)」という別品種もあります。
オニユリには、葉の付け根に「珠芽(むかご)」(または零余子) と呼ばれる、
小さな球根のようなものができ、珠芽が地面に落ちると根を伸ばし新たな株となりますが、
花姿がそっくりな「コオニユリ」には珠芽がつかないことで区別できます。
オニユリ (鬼百合) の花言葉
【花言葉】富の蓄積・愉快・華麗・陽気・賢者
オニユリ (鬼百合) の別名・和名
鬼百合(オニユリ)・天蓋百合(テンガイユリ)・Tiger lily(タイガーリリー)
オニユリ (鬼百合) の誕生花
9月15日
オニユリ (鬼百合) の基本情報
学名:Lilium lancifolium
植物分類:ユリ科・ユリ属
原産地:日本・中国・朝鮮半島
草丈:80~200センチ
開花期:7~8月
花色:オレンジ
暑さにやや弱く西日を嫌うため、
夏はできるだけ風通しのよい半日陰の涼しい戸外に置きましょう。
鉢土の過湿は苦手ですが、真夏は鉢土を乾燥させすぎないように注意しましょう。
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