ススキ (薄・芒) は秋の七草の一つで、まっすぐ伸びた茎の先につく穂は、
秋の深まりと共に白いフワフワした産毛状に変化します。
日本の野山に自生しており、園芸品種も豊富で、
アレンジに加えるだけでぐっと秋らしい雰囲気になります。
別名では「尾花」と言われ、ススキの花穂が風に揺れる姿が、
動物のように見えることから付けられたようです。
かつては「茅(かや)」と呼ばれ、農家で茅葺(かやぶき)屋根の材料に用いられていました。
一部の地域では、ススキ野原を維持するために春に野焼きが行われますが、
焼き払っても、秋には再び美しい野原を作る生命力を持っているため、
花言葉には、活力・精力といった強さを感じさせる言葉が付いたようです。
ススキ (薄・芒) の花言葉
【花言葉】活力・精力・心が通じる・隠退
ススキ (薄・芒) の別名・和名
薄(ススキ)・芒(ススキ)・尾花(オバナ)
ススキ (薄・芒) の基本情報
学名:Miscanthus sinensis
植物分類:イネ科・ススキ属
原産地:日本・中国・台湾・朝鮮半島
流通サイズ:100~120センチ
開花期:8~11月
花色:茶
水揚げ:水切り・深水
日持ちは約5~7日程。葉は細く硬いため、手を切らないように注意しましょう。
葉は乾燥しやすいため、生ける前に深水に浸けておきましょう。
秋の野に咲く草花と組み合わせてアレンジしましょう。
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