ツユクサ (露草) は朝に咲き、昼にはしぼむ1日花で、青の花弁が2枚と、
白い小さな花弁が1枚つき、雄しべ6本と雌しべ1本の印象的な花姿をしています。
1日花という性質から、英名では「dayflower」と呼ばれ、
和名の「ツユクサ(露草)」は、朝露が乾かないうちにしぼむこと、
昼にはなくなる「朝露」を連想させることから「露草」と名付けられたようです。
ツユクサは、友褝染めの下地を描く染料として用いられ、
花の色が布に付きやすいため「ツキクサ(着き草)」という別名があり、
古くから日本で親しまれてきた花で「万葉集」には、朝に咲き昼にしぼむため、
儚さの象徴として詠まれた歌が残っており、
別名の「着き草(ツキクサ)」ではなく「月草(ツキクサ)」の表記が多い。
花の季節に花ごととって乾燥させたものは「鴨跖草(オウセキソウ)」と呼ばれ、
下痢止めや解熱剤として使われます。
他にも「蛍草(ホタルグサ)」「帽子花(ボウシバナ)」「青花(アオバナ)」など、
多くの別名があります。
ツユクサ (ツキクサ) の花言葉
【花言葉】懐かしい関係
ツユクサ (ツキクサ) の別名・和名
dayflower・着き草(ツキクサ)・月草(ツキクサ)・鴨跖草(オウセキソウ)
蛍草(ホタルグサ)・帽子花(ボウシバナ)・青花(アオバナ)
ツユクサ (ツキクサ) の基本情報
学名:Commelina communis
植物分類:ツユクサ科・ツユクサ属
原産地:東アジア・アメリカ東北部
高さ:20~30センチ
開花期:6~9月
花色:青・白
学名の「Commelina」は、17世紀のオランダの「カスパル・コメリン(Commelin)」という
植物学者の名前に由来しています。
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