エビネ (海老根) は日本原産の野生ランで、高さ30~60cm程の花径を伸ばし、横向きにたくさん花を咲かせます。
日本では1600年代の書物に、エビネの名が出ているほど昔からよく知られている花で、花名の「エビネ(海老根)」は、地下の球茎が数珠のように連なりエビの尻尾に似ていることから名付けられ、別名「ジエビネ(地海老根)」とも呼ばれます。
学名の「カランテ」はギリシャ語で「美しい花」の意味。
ラン科エビネ属の植物は日本・中国・台湾・東南アジア・マレーシア・ヒマラヤなどに150種以上が分布しており、エビネの他に、黄色の花を咲かせる「黄エビネ」や、香りのある花が特徴の「ニオイエビネ」といった品種もあります。
現在は人工交配によって作り出された色や形の美しい品種が様々出回っており、手軽に楽しめるものになりました。
エビネ (海老根) の花言葉
画像:地エビネ
【花言葉】謙虚・誠実・にぎやかな人柄・忠実
エビネ (海老根) の別名・和名
海老根(エビネ)・地海老根(ジエビネ)・藪海老根(ヤブエビネ)・黄海老根(キエビネ)・ニオイエビネ
エビネ (海老根) の基本情報
学名:Calanthe discolor
植物分類:ラン科・エビネ属
原産地:日本
高さ:30~60センチ
開花期:4〜5月
花色:赤・ピンク・紫・黄・白・黒など
春から秋まで木漏れ日が当たる程度の半日陰の棚の上に置き、水を切らさないようにしましょう。
晩秋からは日だまりに鉢ごと埋めて、落ち葉などで覆って凍結を防ぎましょう。
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