アマ (リナム) は、北半球の温帯・亜熱帯に約200種類ほど分布している植物で、初夏に赤・紫・青などの可愛らしい花をたくさん咲かせます。
日本では江戸時代に種を薬用にするために栽培されていた記録があり、明治時代~昭和初期まで、リネン(亜麻布)の繊維用に北海道で広く栽培されていました。
繊維用として栽培されたり、種は薬用や食用・ハーブとして使われたり、種から採った亜麻仁油(アマニユ)は健康食品や塗料に使われたり、草丈が高い品種は切り花にも使いやすく、ナチュラルガーデンやブルーガーデンで他の草花と組み合わせたりなど、様々な用途がある花です。
アマの中でも良く出回るのが、比較的大きな赤い花を咲かせる「ベニバナアマ(紅花亜麻)」や、宿根草タイプで草丈が低い「シュッコンアマ(宿根亜麻)」で、繊細な株姿が優しげな印象です。
アマは、色名の「亜麻色(あまいろ)」の由来となっていますが、花色ではなく繊維の色です。
アマ (亜麻・リナム) 花言葉
【花言葉】感謝・ご親切にありがとう
アマ (亜麻・リナム) の別名・和名
リナム・亜麻(アマ)・宿根亜麻(シュッコンアマ)・紅花亜麻(ベニバナアマ)
アマ (亜麻・リナム) の誕生花
6月7日(宿根アマ)
アマ (亜麻・リナム) の基本情報
学名:Linum usitatissimum
植物分類:アマ科・アマ(リナム)属
原産地:ヨーロッパ・中央アジア
草丈:30~70センチ
開花期:4~7月
花色:赤・紫・青・白
耐寒性には強いですが、耐暑性はやや弱い植物です。
日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。
多湿に弱いため水のやりすぎには注意し、鉢土が乾いてからたっぷり水やりをしましょう。
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