シオン (紫苑) は、草丈が2メートルにも達する野菊 (ノギク) の仲間で、
紫や白などの可愛らしい花を咲かせます。
平安時代に中国から伝えられ、源氏物語や枕草子、今昔物語など、
様々な歌にも詠まれ、古くから親しまれてきた花です。
せき・たんに効く漢方薬として根をしていたようで、
中国では亡くなった人の魂を呪術で呼び戻すときに使われていたとか。
そんな逸話から「遠くの人を思う」といった花言葉が付いています。
シオン (紫苑) の花言葉
【花言葉】追憶・君を忘れない・遠くの人を想う
今昔物語集にある、父親の死後、墓前に思いを忘れさせると言われる
「カンゾウ」を植えた兄と、思いを忘れさせないと言われる「シオン」を植え、
毎日墓参りをした弟の話から「追憶」「君を忘れない」といった花言葉が付けられたようです。
シオン (紫苑) の別名・和名
紫苑(シオン)・鬼の醜草(オニノシコグサ)・十五夜草(ジュウゴヤソウ)
シオン (紫苑) の誕生花
9月20日
シオン (紫苑) の基本情報
学名:Aster tataricus
植物分類:キク科・アスター属
原産地:日本・中国・朝鮮半島・シベリア
開花期:9~10月
花色:紫・白など
水揚げ:水切り
日持ちは7日程。
不要な葉、咲きそうにない蕾は整理すると長持ちします。
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