ユリ (百合) は世界中で愛されている花で、種類や花色も豊富。
昔から「立てば 芍薬 (シャクヤク) 座れば 牡丹 (ボタン) 歩く姿は百合 (ユリ) の花」と、
美しい女性の代名詞として例えられる有名で美しい花です。
原種は100種類を越えるとされ、日本にはそのうち15種があり、ヤマユリ・オニユリ・
カノコユリ・ササユリ・テッポウユリ・オトメユリ・スカシユリなど、
うち7種が自生しています。
山野に咲いていたユリを、シーボルトがヨーロッパへ持ち帰り、
当時のヨーロッパでは大変な人気を博したようです。
その後、明治・大正時代には、ユリの球根がヨーロッパへ輸出されるようになり、
当時の主要輸出品目とまでになるほどの一大産業に発展していたようです。
ユリ (百合) は古くから紋章や装飾のモチーフとなっており、フランスの国花でもあります。
特にキリスト教では、白ユリを「マドンナリリー」と呼び、
聖母マリアを象徴する花としています。
カサブランカ・コンスタンスは、ヨーロッパで交配された「オリエンタルハイブリッド」と
呼ばれる種類の代表種で、結婚式のブーケとしても人気です。
ユリ (百合) の花言葉
【花言葉】純潔・威厳・無垢・自尊心
「白」純潔・威厳
「赤」虚栄心
「黄」偽り
「オレンジ」華麗
百合の花言葉は、聖母マリアのイメージから付いたようで、
キリストの逸話からも付いているようです。
ユリ (百合) の別名・和名
Lily・百合(ユリ)
ユリ (百合) の国花・誕生花
テッポウユリ:7月20日
スカシユリ:7月27日
オトメユリ:8月11日
オニユリ:9月15日
カサブランカ:12月21日
フランスの国花は ユリ と アイリス。
フランス王室の紋章「フルール・ド・リス(Fleur-de-lis)」に由来していると言われています。
フランス王室の紋章「フルール・ド・リス」は
一般的には「百合の紋章」として広く知られています。
フルール・ド・リス とは、直訳では「ユリの花」ですが、フランス語では「アヤメの花」を意味し、アイリスの一種を様式化したものだと広く考えられています。
フランスの歴史の中で度々「フルール・ド・リス」が重要な場面で使用されてきたことから、
フランスの国花が アイリス・ユリ になったと言われています。
ユリ (百合) の基本情報
学名:Lilium
植物分類:ユリ科・ユリ属
原産地:北半球の亜熱帯~亜寒帯
流通サイズ:20~100センチ
開花期:5~8月
花色:赤・ピンク・オレンジ・黄・白・緑・茶など
水揚げ:水切り
日持ちは7~10日程。ほとんどの蕾が咲くため、蕾が多いものを選びましょう。
花粉は服などにつくと落ちにくいため花粉はあらかじめ取っておきましょう。
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