ワレモコウ (吾亦紅) は、よく分かれた細い枝の先に、赤い実のような、
小さな花が集まった花穂をつけます。花弁は無く、上から順に咲いていきます(有限花序)。
山野で普通に見かけられる秋の草で「源氏物語」にも登場する程、
古くから歌に詠まれ、茶人にも愛されてきました。
バラ科ではあるものの、そのイメージからは遠く、色も少々地味な茶褐色ですが、
そんな地味な色でも「我もまた紅なり」と主張しているように見えるから
「ワレモコウ」という花名になったという説や「我もこうありたい」という説、
日本の家紋の一つである「木瓜紋(モッコウモン)」を割ったように見えるなど様々。
主に切り花にされるのは「ナガボノアカワレモコウ」で、
草丈20cm程の「ヒメワレモコウ」などもあり、小さな鉢植えや寄せ植えにも利用されます。
アレンジメントで秋を演出したい場合には最適で、ふんわりとしたイメージになります。
ワレモコウ (吾亦紅) の花言葉
【花言葉】移り行く日々・変化・憧れ
ワレモコウ (吾亦紅) の別名・和名
吾亦紅(ワレモコウ)・地楡(チユ)・団子花(ダンゴバナ)
ワレモコウ (吾亦紅) の誕生花
10月30日
ワレモコウ (吾亦紅) の基本情報
学名:Sanguisorba officinalis
植物分類:バラ科・ワレモコウ属
原産地:日本・朝鮮半島・中国・シベリア・ヨーロッパ
草丈:20~150センチ
開花期:7~10月
花色:赤・茶
日の良く当たる場所に置き、真夏は半日陰に移しましょう。
鉢土の表面が乾いたらたっぷり水やりをしましょう。
夏に刈り込むと丈低く咲かせられます。花後は半分ぐらいに切り戻しましょう。
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