バーバスカム (モウズイカ) は、ロゼット状に株を広げ、6〜10月にかけて太くまっすぐな花径を長く伸ばし、穂状に下から順に可憐な小花をたくさん咲かせ、上まで咲くと花が終わります。
モウズイカ属は約300種程あり、多年草や二年草、高生種や矮性種、ピンク・紫・黃・白など花色も様々。茎葉にやわらかい白い毛が生えるのが特徴で、別名「毛蕋花(モウズイカ)」と呼ばれますが、まったく毛が生えない品種もあります。
日本で良く見られるのは明治時代に渡来した、ヨーロッパ原産で大型の「ビロード・モウズイカ」で、栽培されていたものが全国的に広がって、日本各地で野生化しています。
一つの花の寿命は短いものの、花数が多いため長い期間観賞できます。
花茎はドライフラワーに使われ、薬効のあるハーブとして、鎮静・鎮痛・去痰剤などにも用いられ、強健で寒さに強いのも特徴です。
最近では、花色が豊富で大輪の花を咲かせる中型の「バーバスカム・フォエニセウム」の改良品種が出回り、再び注目されています。
バーバスカム (モウズイカ) の花言葉
【花言葉】臨機応変な態度
バーバスカム (モウズイカ) の別名・和名
毛蕋花(モウズイカ)・庭煙草(ニワタバコ)
バーバスカム (モウズイカ) の誕生花
7月22日
バーバスカム (モウズイカ) の基本情報
学名:Verbascum
植物分類:ゴマノハグサ科・モウズイカ(バーバスカム)属
原産地:地中海沿岸
草丈:20~200センチ(品種により異なる)
開花期:6〜10月(品種により異なる)
花色:ピンク・紫・オレンジ・黄・白など
日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。
寒さに強く丈夫な性質を持ちますが、夏の暑さには少々弱いため、
鉢植えの場合は夏の強光は避け、半日陰に移しましょう。
比較的乾燥を好み、過湿を嫌うため、夏には水をやりすぎないように注意し、
花が終わったら花茎ごと切り取りましょう。
コメント