キョウチクトウ (夾竹桃) は、花弁がプロペラ状に曲がった花を咲かせる常緑低木です。
葉は竹に似て真っ直ぐで、花は桃に似ていることから、
中国語で「キョウチクトウ(夾竹桃)」と呼ばれ、そのまま和名になりました。
乾燥や公害に強く、すごく丈夫な植物であるため、都心の公園や街路の緑化に
よく利用されており、広島では原爆が投下された後に草木は生えないと言われていましたが、
この花がいち早く咲いたことで、復興のシンボルとして広島市の花に指定されました。
真夏の暑さにも強く、品種改良により花色も豊富になり、八重咲き品種もあります。
ですが、キョウチクトウ (夾竹桃) は非常に強い毒をもっている植物で、
その強さは青酸カリよりも強いとされています。
花・葉・枝など、キョウチクトウのすべてに毒があり、
キョウチクトウを植えている周辺の土壌にも毒が含まれる程強く、
キョウチクトウを燃やした煙も毒であるため、扱いには十分注意しましょう。
キョウチクトウ (夾竹桃) の花言葉
【花言葉】危険・用心・危険な愛・たくましい精神
キョウチクトウの花言葉は、強い毒を持っているため、
その危険性から付けられたものや、丈夫な花であることから付けられたようです。
キョウチクトウ (夾竹桃) の別名・和名
オレアンダー
キョウチクトウ (夾竹桃) の誕生花
8月3日
キョウチクトウ (夾竹桃) の基本情報
学名:Nerium oleander var.indicum
植物分類:キョウチクトウ科・キョウチクトウ属
原産地:インド
高さ:4~5m
開花期:7~9月
花色:赤・ピンク・オレンジ・黄・白など
水揚げ:水切り
強い毒があり、少量での死亡例などもあるため、
扱いには十分注意し、ペットなどの誤飲も注意が必要です。
コメント