スミレ (菫) は、世界各地に分布している多年草で、400~500種程あると言われており、日本では一般的にスミレ科スミレ属の総称として「スミレ」と呼ばれますが「マンジュリカ」と呼ばれる品種を「スミレ」と呼び分けることもあります。
日本にも様々な品種が自生しており、日本でも良く見かけられる「タチツボスミレ」、
白色の花を咲かせる「アリアケスミレ」、1cm程の小さな花を咲かせる「ヒメスミレ」、
花の紫色が濃い「ノジスミレ」、ヒメスミレより葉が大きめな「コスミレ」などなど…
春に全国各地の道端などで野草として見られ、山菜としても利用されています。
スミレ科・スミレ属の花には「パンジー・ビオラ」や「ニオイスミレ」などもあります。
スミレ (菫) の基本は紫色で、スミレ色とも呼ばれます。
他にもピンク・黄・白など、花色が豊富です。
万葉集で詠まれたり、松生芭蕉や夏目漱石が俳句の題材にしていたり、
歌詞に使われたりと、日本では古くから親しまれています。
花名は昔の大工道具の「墨入れ(現在の墨壺)」に似ていることから、
スミレと名付けられたようですが、諸説あるようです。
スミレ (菫) の花言葉
【花言葉】誠実・謙虚・小さな幸せ
「ピンク色」愛・希望
「紫色」ささやかな幸せ・誠実・真実の愛
「黄色」つつましい幸福・田園の幸福
「白色」あどけない恋・無邪気な恋
スミレ (菫) の別名・和名
菫(スミレ)・マンジュリカ
スミレ (菫) の国花・誕生花
「スミレ(白)」1月6日・1月15日
「スミレ(紫)」1月8日・2月21日
「スミレ(黄)」1月9日
ギリシャの国花 (ニオイスミレ)
ポーランドの国花 (パンジー・ビオラ)
スミレ (菫) の基本情報
学名:Viola mandshurica
植物分類:スミレ科・スミレ属
原産地:日本・中国・北アメリカ・北半球の温帯地域
高さ:5~30センチ
開花期:3~5月
花色:ピンク・紫・黄・白など
日当たりの良い場所で育てましょう。
鉢植えは表土が乾いたらたっぷり水やりをしましょう。
コメント