キク(菊) は バラ や カーネーション とともに、1位・2位を争う生産量の花で、
仏花のイメージが強い花ですが、最近ではヨーロッパなどで品種改良された洋菊を中心に、
大菊・中菊・小菊・スプレー菊・ポットマムなど、花色も豊富で様々な品種が出回っており、
古典菊と言われるものの中には、嵯峨菊・伊勢菊・美濃菊・肥後菊・江戸菊などがあります。
中国から渡来して以来、日本でも改良された園芸品種も多く出回っていて、
古くは菊酒を飲んだり、菊の露を含ませた綿で体を拭き、
若返りを願っていたと言われています。
不老不死の薬と考えられていたキクですが、観賞用として盛んになったのは江戸時代から。
全国各地に長い育種の歴史があり、秋にはあちこちで品評会が開かれます。
キクは日本人にとって、非常に身近な花であり、日本の国花でもあります。
天皇家・靖国神社・国会議員の議員記章・パスポート・50円硬貨など、
日本に関わる多くのものに使用されています。
キクの花言葉
【花言葉】高貴・高潔・清浄・思慮深い・わずかな愛・うれしい夢
キクの別名・和名
マム・家菊(イエギク)
キクの国花・誕生花
日本の国花のひとつ。
10月1日(黄)・10月14日・11月3日(黄)・11月23日(白)
11月27日(赤)・12月1日・12月9日・12月13日(紫)
キクの基本情報
学名:Chrysanthemum morifolium
植物分類:キク科・キク属
原産地:中国
流通サイズ:30~100センチ
開花期:9~11月
花色:赤・ピンク・オレンジ・紫・黄・緑など。
水揚げ:水切り
日持ちは5日~2週間程。花よりも葉の方が先に枯れるので、適度に間引きましょう。
ハサミの刃が直接触れるのを嫌うので、水揚げは水の中で茎を手で折り切る。
菊花紋章でよく使用されているのが「十六菊」で、16枚の花びらからなる菊の紋章です。
十菊・十一菊・十二菊・十六八重表菊・菊水など、菊花紋章にも様々な形があり、
武士や武家の家紋としても使用されていました。
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