ホウセンカ (鳳仙花) は、茎に沿って葉の付け根に赤やピンクなどの花を咲かせます。
草丈50~60cmの高性種と、20~40cmの矮性種の2種類があり、
花形も一重咲き・八重咲き・花弁数の多い八重椿咲きなどがあります。
花名はもともと中国名で、花の形が「鳳凰」に見えることから名付けられました。
花の絞り汁で爪を染めたことから、別名「爪紅(ツマクレナイ・ツマベニ)」とも呼ばれます。
花後の熟した実は触れると弾けて種子が飛び散ります。
日本には平安時代に渡来したと言われており、古くから親しまれている花で、
こぼれダネでもよく育つ丈夫な花です。
ギリシャ神話では、宮殿で催されていた宴会で、神々への贈り物として用意された
黄金のリンゴが1個なくなり、その際近くにいた女神が無実の罪を着せられ、
身の潔白を証明するために必死で駆け回ったが、犯人を見つけ出すことができずに力尽き、
その女神が「ホウセンカ」になったという話があり、
実がはじけて中身をさらけ出すのは、何も持ってないことを示すためと言われています。
ホウセンカ (鳳仙花) の花言葉
【花言葉】私に触れないで・私を放っておいて・短期・心を開く
ネガティブなイメージの花言葉は、実に触れると弾ける性質から付いたようです。
ホウセンカ (鳳仙花) の別名・和名
爪紅(ツマクレナイ)・爪紅(ツマベニ)
ホウセンカ (鳳仙花) の誕生花
9月18日
ホウセンカ (鳳仙花) の基本情報
学名:Impatiens balsamina
植物分類:ツリフネソウ科・ツリフネソウ属
原産地:インド・中国南部・マレー半島
草丈:20~60センチ
開花期:6~9月
花色:赤・ピンク・オレンジ・黄・白など
日光を好み、高温多湿の環境でよく育つため、日当たりと風通しの良い戸外に置きましょう。
鉢土を乾燥させると生育が悪くなるため、表面が乾き始めたらたっぷり水やりをしましょう。
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