チューリップは、花に疎い方でも知っている程有名な花で、
約5600種類あると言われており、今でも毎年新しい品種が次々と登場しています。
一重咲き・八重咲き・ユリ咲き・フリンジ咲きなど、数多くの咲き方があり・花色も豊富。
中央アジアから地中海沿岸を原産種とするユリ科の球根植物で、
トルコでは古くから栽培されていましたが、詳細はハッキリしていません。
君主として国を始めたサルタンたちはチューリップを愛し、武具や衣服などにも
文様が描かれ、王宮の周りには多くのチューリップが咲き乱れていたそうです。
花名は原産地の一つであるトルコの人々がかぶっている
「チューリバン(ターバン)」が語源となっています。
初めてヨーロッパに紹介されたのは16世紀頃で、その後爆発的な人気を呼び、
17世紀のオランダではチューリップが投機の対象となる「チューリップバブル」が訪れます。
チューリップバブル時代では、珍しいものが高額で売買され、
球根1個が家一軒と同じ価値があると言われ、結婚の持参金になったほど。
特に斑入りのものに人気が集まったようですが、
斑は人の手によるものではなく、ウイルス病のせいだったようです。
チューリップの花言葉
【花言葉】博愛・名声・恋の告白・失恋・片思い・望みなき愛・思いやり
花言葉は色によっても様々です。
- 「赤」愛の告白・永遠の愛
- 「ピンク」愛の芽生え
- 「白」許してください・純真
- 「紫」気高さ・不滅の愛
- 「黄」実らぬ恋
花言葉の「思いやり」「愛の告白」は、三人の騎士から求愛され、
冠・剣・黄金を贈られた少女が、一人を選ぶことができず騎士たちが争わないようにと、
女神に頼んで自分の姿を花に変えてもらったというオランダに伝わる物語からきており、
冠は花・剣は葉・黄金は球根になったと言われています。
チューリップの別名・和名
鬱金香(ウッコンコウ)
チューリップの国花・誕生花
「国花」アフガニスタン・イラン・オランダ・トルコ・ハンガリー
「誕生花」1月25日(アンジェリケ)・2月15日(パーロット咲き)
3月4日(赤)・3月6日(赤)・3月8日(白)・3月13日(黄)・3月20日(紫)・5月17日(黄)
チューリップの基本情報
学名:CTulipa
植物分類:ユリ科・チューリップ属
原産地:小アジア・アフリカ
流通サイズ:20~50センチ
開花期:3~4月
花色:赤・ピンク・紫・オレンジ・黄・白・緑・茶・黒系など
水揚げ:水切り
日持ちは5日程。暖房に弱いため涼しい場所に飾りましょう。
どんなアレンジにも向きますが、光や温度によって花びらを開いたり閉じたり、
花の向きを変えたりするため、その都度イメージが変わります。
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