バラ (薔薇) は「世界中で最も愛されている」といっても過言ではない花。
バラにまつわる神話や伝説は数知れず、花言葉もたくさんあります。
古くから愛されており、現代でも女性が贈られたいと思う花の第1位に君臨しています。
バラは美の女神ヴィーナスの涙から生まれたと言われており、
古くはギルガメッシュ叙事詩やボッティチェリの絵にも登場します。
絶世の美女クレオパトラが恋人アントニウスを迎える時、
部屋中にバラを敷き詰めたといった逸話や、お風呂に入れたといった記録も残っている程。
19世紀初め、ナポレオンの妃「ジョセフィーヌ」は、
パリ郊外の宮殿に世界中のバラを集め、世界で初めての人工交配を行いました。
現代のバラの基礎を築き上げ、今でも「バラのパトロン」と賞讃されています。
イスラム教では、白いバラは預言者「ムハマンド」、
赤いバラは唯一神「アッラー」を表すものとされています。
最初は一季咲き性だったバラも、中国や日本の原種がヨーロッパにもたらされ、
改良が重ねられた結果、19世紀に入るとまもなく四季咲きの品種が誕生します。
1867年には現代バラの元祖である、
大輪のハイブリッド・ティー・ローズの第一号がフランスで発表されました。
最初は赤・ピンク・白の3色だったものの、20世紀初頭には黄色やオレンジも登場。
今ではあらゆる花色が揃い、花の大きさ・咲き方・甘い香り、
フルーツ系の香りがあるものなど、様々な品種が出回っており、
市場に出回っている品種だけでも3万種を超えると言われています。
バラ (薔薇・Rose) の花言葉
【花言葉】情熱・熱烈な恋・愛・美
バラは花色別に花言葉があり、咲き方・葉やトゲにまで花言葉がある。
- 「赤」愛・あなたを愛します・貞節・熱烈な恋
- 「ピンク」上品・しとやか・温かい心・満足
- 「白」無邪気・清純・相思相愛・尊敬
- 「黄」献身・美・さわやか・あなたに恋しています・嫉妬
- 「オレンジ」無邪気・魅惑・信頼・絆
- 「紫」誇り・上品・尊敬
- 「青」夢がかなう・神の祝福
- 「緑」穏やか
- 「絞り」満足
- 「斑」君を忘れない
- 「葉」あきらめないで
- 「蕾」秘密を守って
- 「トゲ」不幸中の幸い
- 「一重咲き」静かな愛
- 「八重咲き」プライド
バラの本数によっても花言葉がある。
- 「1本」一目惚れ
- 「2本」二人だけ
- 「3本」告白
- 「6本」夢中
- 「7本」密かな愛
- 「11本」最愛
- 「99本」永遠の愛
- 「108本」プロポーズ
- 「999本」何度生まれてもあなたを愛します
バラ (薔薇・Rose) の別名・和名
ローズ・薔薇(バラ・ショウビ)
バラ (薔薇・Rose) の国花
- アメリカ合衆国
- アルジェリア
- イギリス(イングランド)
- イラク=赤いバラ
- イラン=黄色いつる性のバラ
- エクアドル
- オマーン=赤いバラ
- キルギス
- サウジアラビア
- セントルシア
- ドミニカ共和国
- ブルガリア
- モロッコ
- ルクセンブルグ
バラ (薔薇・Rose)の誕生花
- 1月12日(黄)
- 4月15日(ピンク)
- 5月21日(赤)
- 6月1日(ピンク)
- 6月7日(黄)
- 6月19日
- 7月21日(黄)
- 7月23日(赤白斑入)
- 11月22日(白)
- 12月3日(ベージュ)
バラ (薔薇・Rose) の基本情報
学名:Rose
植物分類:バラ科・バラ属
原産地:北半球の亜寒帯から熱帯 (ヨーロッパ・アジアなど)
流通サイズ:30~100センチ
開花期:5~12月
花色:赤・ピンク・オレンジ・黄・紫・青紫・緑・茶・白など
水揚げ:水切り・湯揚げ・燃焼
日持ちは5~7日程。
水揚げによって花持ちが大きく変わり、茎のトゲはついたままの方が長持ちします。
水切りでしっかり上がらない場合は湯揚げや燃焼を。
花びらの付け根にシミがないものを選び、
葉先までピンとしていて、みずみずしい緑色の葉のものを選びましょう。
茎が長いと水が下がりやすいため、水が下がったら思い切って茎を短く切り戻しましょう。
トゲがあるので注意。葉の裏側にもあるので気を付けましょう。
庭植えも鉢植えも日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。
土が乾いていたらしっかりと水やりをしましょう。
基本は朝に水やりをしますが、夕方に土が乾いていたらもう一度水やりを。
水やりの際は、花・蕾・葉にかからないように注意しましょう。
花が終わったらできるだけ早めに切り戻しましょう。
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