ニオイスミレ (匂菫) は、小さく控えめな紫色の花を咲かせ、
茎は匍匐し横へと広がり、他のスミレ類と同じようにハート形の葉をつけます。
花には上品な芳香があり、一輪だけで部屋中を香りで包むほど芳香が強く、
古くから バラ(薔薇) や ラベンダー に並んで、香水の原料として用いられてきました。
紫色の花と香りから、英名では「スイートバイオレット」と呼ばれ、アテネ周辺に
ニオイスミレが群生していたため、アテネを象徴する花としても知られています。
ハーブティーや、バイオレットフィズなどのカクテルに使われる、
「パルフェタムール(バイオレットリキュール)」の原料など、主に香り付けとして
利用されますが、種子と根茎には毒があるため、扱いには注意しましょう。
鉢植えや庭植えにする他、香りを楽しむ切り花としても使われ、
薄ピンクや白の花色のものや、八重咲き品種などもあります。
ニオイスミレ (スイートバイオレット) の花言葉
【花言葉】秘密の出来事・秘密の恋・誠実な愛・高尚・控えた美しさ
ニオイスミレ (スイートバイオレット) の別名・和名
スイートバイオレット・匂菫(ニオイスミレ)
ニオイスミレ (スイートバイオレット) の国花・誕生花
ギリシャの国花
3月31日
ニオイスミレ (スイートバイオレット) の基本情報
学名:Viola odorata
植物分類:スミレ科・スミレ属
原産地:地中海沿岸
草丈:10~20センチ
開花期:3~4月
花色:ピンク・紫・白
暑さに弱く、夏の強光を嫌います。夏には風通しの良い日陰に移しましょう。
冬は強い霜に当てないようにし、日光を当てると花つきが良くなります。
夏は鉢土が乾いたらたっぷり水やりをし、冬はやや乾燥気味に。
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