バラ(薔薇) には様々な品種がありますが、現在のバラのほとんどは
「ハイブリッドティーローズ(HT)」という品種で「モダンローズ」と呼ばれます。
ハイブリッドティーローズ(HT)とは「ハイブリットパーペチュアル系」のバラと「ティー系」のバラを掛け合わせたもので、ハイブリッドパーペチュアル系のバラは、鮮やかな花色の大輪の花を咲かせる品種、ティー系のバラは四季咲き性のバラでした。
その二つを掛け合わせた「色鮮やかで大輪の花を咲かせる四季咲き性のバラ」の元祖が、1867年に発表された「ラ・フランス」で、最初のハイブリッドティーローズと言われています。
「ラ・フランス」より前のバラを「オールドローズ(昔のバラ)」と呼び、「ラ・フランス」以降のバラを「モダンローズ(現代のバラ)」(もしくはハイブリッドティーローズ)と呼びます。
ハイブリッドティーローズは「木立ち性・四季咲き・大輪花」が基本です。
(画像:オールドローズ・オールドブラッシュチャイナ)
更に1970年代には、イギリスのバラ育苗家「ディビッド・オースティン」によって
「イングリッシュローズ」と呼ばれる新しい品種のバラが誕生しました。
イングリッシュローズとは、オールドローズとハイブリッドティーローズおよびフロリバンダローズ(房咲きになるバラ)を掛け合わせたバラで、オールドローズの丸みや香りなどの魅力を全面に引き継ぎながら、色鮮やかな四季咲き性に加え、咲き方にバリエーションのある品種です。
イングリッシュローズは良いところを集めたバラでありながら、育てやすい品種でもあるため、「次世代のバラ」「究極のバラ」とも呼ばれ、注目を集めています。
オールドローズ・イングリッシュローズ の花言葉
(画像:イングリッシュローズ・メアリーローズ)
【花言葉】
「オールドローズ」優美
「イングリッシュローズ」微笑み
オールドローズ・イングリッシュローズ の別名・和名
アンティーク ローズ(オールド ローズ)
ハイブリッドティーローズ(オールド ローズ)
オールドローズ・イングリッシュローズ の誕生花
オールドローズ:6月1日
イングリッシュローズ:11月10日
オールドローズ・イングリッシュローズ の基本情報
学名:Rose
植物分類:バラ科・バラ属
原産地:北半球の亜寒帯~亜熱帯 (主にヨーロッパ)
流通サイズ:30~100センチ
樹高:1~3m程
開花期:5~12月
花色:赤・ピンク・オレンジ・黄・紫・青紫・緑・茶・白など
水揚げ:水切り・湯揚げ・燃焼
日持ちは5~7日程。
水揚げによって花持ちが大きく変わり、茎のトゲはついたままの方が長持ちします。
水切りでしっかり上がらない場合は湯揚げや燃焼を。
花びらの付け根にシミがないものを選び、
葉先までピンとしていて、みずみずしい緑色の葉のものを選びましょう。
茎が長いと水が下がりやすいため、水が下がったら思い切って茎を短く切り戻しましょう。
トゲがあるので注意。葉の裏側にもあるので気を付けましょう。
庭植えも鉢植えも日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。
土が乾いていたらしっかりと水やりをしましょう。
基本は朝に水やりをしますが、夕方に土が乾いていたらもう一度水やりを。
水やりの際は、花・蕾・葉にかからないように注意しましょう。
花が終わったらできるだけ早めに切り戻しましょう。
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